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PACIFIC GO第3戦

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PACIFIC GO第3戦 はじめに 太平洋戦争を扱った二人用対戦ボードゲーム「PACIFIC GO」を、小学校低学年の息子と対戦プレイした。今回は第3戦となる。担当は前回と同じく、白色駒の日本軍は私で、黒緑黄色駒の連合軍(アメリカ軍、イギリス軍、オランダ軍)は子どもとなった。 作戦の方針 前回はルールミスをしてしまったため同じ作戦での再戦となる。前回の作戦方針の詳細は第2戦の記事を参照していただきたい。 PACIFIC GO第2戦 ゲームの進行 ここからはおおまかなゲームの進行状況と、その時気づいたことなどを記録していく。 作戦図 第1ターン 前回と同じ作戦なので手早く進めていく。日本軍は大陸にいる陸軍駒2個を仏印から進軍させてビルマへ侵攻する。台湾にいる海軍駒と陸軍駒を使って資源エリアへ侵攻する。南方にある3か所の資源エリアは2ターンあれば支配下におけるので、あとは大陸での陸戦と太平洋側の対アメリカ戦に集中できる。一方のアメリカ軍は0資源ポイントのため行動できず、イギリス&オランダ軍も資源ポイントが少なくてほとんど何もできない。ビルマでの陸戦は引き分けにより膠着する。 第2ターン 子どもは5資源ポイントを獲得したアメリカ軍を使って、早速、太平洋側から侵攻してきた。日本軍は防衛ラインのCライン上でこれを迎え撃つ。ウェーク沖とトラック沖の海戦は引き分けにより防衛成功する。よし、いい感じだ。 日米初の海戦の結果は日本軍の防衛成功となった 第3ターン 第3ターン開始時の状況 日本軍は南方の資源エリアを占領した部隊が、そのまま海上経路で侵攻してインドへ攻め込み支配下におくことに成功。ビルマの陸戦ではイギリス軍の1駒がインパールへ敗走し、イギリス軍は前後を挟まれる形で絶体絶命のピンチに陥った。これを見て悔しがる子ども。今日は何やら私のダイス運が非常に良いようだ。にやりと笑って子どもに心理攻撃をかける。子どもの方はアメリカ軍部隊を大きく南回りさせて、ビスマルク諸島からパラオへ上陸作戦を敢行してきた。上陸後の陸戦は引き分けとなり膠着。やはり、ビスマルク諸島エリアは早めに支配下におくべきだったと痛感する。 第4ターン このターンからアメリカ軍の反攻が始まる。太平洋側はウェーク沖、トラッ

ウォーゲーム「Islamic State Libya War」のソリテアAAR

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ウォーゲーム「Islamic State Libya War」のソリテアAAR はじめに 海外雑誌「COUNTERFACT」の005号に付録として入っている1人専用ウォーゲーム「Islamic State Libya War」をソリテアプレイした。この記事はその様子を記録したものである。このゲームは、2010年代後半のリビア国内におけるイスラミック・ステート(DAESH:ダーイシュ)と連合軍(アメリカ、NATO、EU、アラブの同盟国)との戦いを想定した仮想戦ウォーゲームである。プレイヤーは連合軍指揮官を担当し、ゲームシステムが敵を担当する。敵の行動はゲームルールの指示に従って必要なアクションを実行していくことで、1人でもプレイ可能なゲームになっている。ゲームの詳細については、yas_nakg氏のブログを参照していただきたい。日本語訳付きゲームの購入は「小さなウォーゲーム屋」さんで。(商品の在庫がないとショップ内検索をしても見つからないのでご注意ください) ソークオフだよ人生は:「沼」に片足突っ込むとはどういうことか教えてくれる『Islamic State: The Coming Libya War』(2017年 02月 08日) 小さなウォーゲーム屋(PETIT WARGAME SHOP) BGG:Islamic State: Libya War (2016) それでは、ソリテアプレイの様子を簡単にまとめていく。 ゲームルールの決定 今回は、基本ルールのほかに選択ルール「9.5 DAESH指導者と人質の移動」を取り入れている。この選択ルールは、位置の特定ができたことでマップに出現した敵指導者や人質が、ターンの終わりのフェイズで再び地下へ潜伏する可能性の判定を含めたものになる。これにより、より迅速に指導者の捕獲または殺害と人質の救出を実行しなければ、貴重なチャンスを逃してしまうことになり、今どのアクション(部隊任務)を選択実行するのかの判断に難しい要素が加わることになる。(基本ルールでは出現した指導者と人質は、それ以降は時が止まったままなので、自分の都合の良いタイミングで対応できてしまう)。 状況設定(仮想戦) 2010年代後半、イスラム過激派とナショナリストによる内戦でリビアとチュニジアが崩壊した。イスラム過激派はリ