今週遊んだボードゲームの感想

今週、家族(子ども、妻、私)で遊んだボードゲーム

  • クマ牧場
  • コスタルアナ
  • パンデミック:迫りくる危機

「クマ牧場」
このゲームは、ダイスロール判定やカードの引き運といった不確定要素がゲーム中にほとんどないので、どうしても私(親)が勝つことが多い。子どもは負けると半泣きして悔しがるので、途中で手番を無駄に消費するなどして調整するわけだが、今回は最初からハンデ+3を与えるハウスルールを設けてプレイしてみた。これはハンデ+3なので子どもはゲーム開始時に3ラウンド分のアクションを行い、4ラウンド目から妻と私がゲームに参加するというものになる。結果は、子どもが80点台を取って優勝、妻と私が70点台となった。この方法なら親は手を抜く必要がないので、簡単なルールだが効果は高い。問題は、ハンデに用いる適切な数値を見つけ出すのが難しいことだろう。そうは言っても、家族だけでプレイするならいつも同じメンバーなので、何回かテストプレイしてみれば大体の目安は立てられるはずだ。我が家の場合、ハンデ+5になると親がガチで挑んでも勝てるか分からない状況になると思うので、その状況で親が必死に苦しむのも面白そうである。

「コスタルアナ 」
こちらもハウスルールを導入してプレイしている。ルールは2点で、ラウンドの開始時にシャーマンが1d6のダイスロールをして、出目が奇数、偶数によって手番の回る方向が変わるようにしている。もう1点は、”宝物の移動”、”原住民コマの移動”のカード効果は基本ルールでは1個だけ移動可能なのだが、1d6÷2(端数切り上げ)のダイスロールをすることで、1〜3個移動できるようにしている。それでも、手番最後のプレイヤーが有利なのでシャーマン(スタートプレイヤー)のブラフスキルの腕の見せ所が試されるのがとても面白い。

今回は、ダイス運が妻に味方し毎ラウンドの最終手番者がいつも妻になる。これにより私の派遣したミープル(原住民コマ)がことごとく蹂躙され全く収入が得られない。ニヤニヤする妻とイライラする私に挟まれる子どもが、この状況を見て妻側に相乗りすることで私の方は完全に玉砕されてしまった。最近の息子はこのような状況把握もできるようになってきたので、ゲームを通しての子供の成長も垣間見られる。結果は、妻が優勝、子どもが2位で私が最下位となった。全く納得がいかないので再プレイを申し出る。このゲームは1プレイ20分くらいで終わるので「もう1回」と言いやすいのが良い。ニヤニヤしながら「眠くて死にそう」などと言って勝ち逃げを謀る妻を強引に引き止めて2ゲーム目のプレイ再開。そして私の圧勝。負けたら朝までプレイする意気込みが勝運を招いたようだ(と言っておく)。

「パンデミック:迫りくる危機」
以前から欲しかった拡張セット第一弾「迫りくる危機」を遂に購入してしまった。拡張ルールや新しい役割キャラクターなどが追加できるものなのだが、今回は基本ルールのまま新キャラクターのみを使用してプレイをしてみた。キャラクターの割り当ては、子どもが”防疫の専門家”を希望したのでそれを担当、妻と私はランダムでカードを引いたところ、妻は”標本管理者”、私は”トラブルシューター”の担当となった。ゲーム開始時の状況を見ると、感染度重度の都市は、ロンドン、バクダッド、カラチとなっていて隣接するイスタンブールも感染度が中度と高いため、最初の作戦会議では黒のウイルスの治療とワクチン開発を頑張ろうということになった。

ゲーム開始時の状況

私が担当する”トラブルシューター”のキャラクターは、手札の都市カードを使って直行便で移動した時に、それを捨て札にしなくて良いという特殊能力があるため、都市へ移動しそのままカードを消費して基地を作るというコンボが使えてとても強力だった。これを基盤に各キャラクターが世界各地の基地から基地へ直行便(1アクション)で移動することができるようになる。妻の”標本管理者”は、私が基地建設のために捨てた都市カードを直行便で移動した際に拾って手札にできるため、今回はワクチン開発用のカードが最も揃いやすい。なので、ほとんどのワクチンを妻が作成していた。子どもが担当する”防疫の専門家”も移動するだけで中度から重度の都市のウイルスを1個ずつ駆除できるので治療に大いに役立った。それでも、今回は青と黒のウイルスの活動が凄まじく黄色のウイルスまで手が回らない。そのため、所々でアウトブレイクが発生し始める。ワクチンは次々と開発されていくのだがウイルスを根絶していく余裕がない。段々とプレイヤーカードの残り枚数も少なくなっていき、家族全員で焦り始める。終盤は、プレイヤーカード残り2枚(残り2手番)という状況で妻が最後の赤いウイルスのワクチンを開発し、プレイヤー側の勝利でゲーム終了。家族全員が歓喜の声を上げて喜ぶ。えがった、えがった。今回もドラマチックな展開を味わえた。これは本当に良くできたゲームだと(毎回)思う。

ゲーム終了時の状況


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