コンフリクトオブヒーローズ / Conflict of Heroes: AtB3をソロプレイ
こちらは2022年9月24日からTwitterへ連続投稿したツイートをブログ記事としてまとめたものです。
久しぶりに戦術級のウォーゲームでシミュレーションをしたいと思い立ち、コンフリクトオブヒーローズ(Conflict of Heroes)を購入しました。
最近はすっかりソロプレイおじさんなのでユーロゲームのオートマ戦も面白いのですが、この手のゲームでコツコツと箱庭感を楽しんでいこうと思います。
第3版は7アクションポイントの廃止でダイス振る回数は増えましたが、よりシンプルになったみたい。チェスのように手番が交互に変わるのが好みです。
元々、こういったゲームで編成や行動プランを勝手に変えて試行錯誤するのが好きなので、色々いじれるツールとして使えそうかなと考えています。
コンフリクトオブヒーローズ / Conflict of Heroes: AtB3
購入したので早速、一人二役のお試しソロプレイをしてみます。
今回はミッション1をドイツ軍側の視点で展開。
目的はマップにいる敵を排除しエリアを制圧しろというものです。
とりあえず、METT-Tを使って作戦計画を練ります。
部隊を一般兵駒とマシンガン兵駒からなる混成グループ2つに分けてそれぞれのAOAを前進します。
グループ内の2つの駒はお互いに援護しながら前進を行い、各PLは全部隊が想定の位置に着いたのかを確認するタイミングとなります。黄色い丸印は緊要地区で主力となるマシンガン兵をここに配置させたいです。
自軍AOAにおける敵EAの予測範囲内は、激戦が予想されるのでCAPの投入判断がここで試されるのではないかと思います。最後に、任務失敗時の撤退戦はAPへ再集合し状況を見て撤収する、とします。
それでは、初プレイですが計画通りに事が運ぶのか、実際に試してみます。
続く...のか?w
MISSION1の続きです。
ROUND1
ドイツ軍G1マシンガンチームが先行し、ライフルチームを援護するため400m先の林の中を2CAP使って一斉掃射。奇跡のクリティカルヒットを出しソ連軍マシンガン兵を除去してしまう。初撃からこれかw
主火力を失ったソ連軍はライフル兵で伏撃するしか方法が無くなったため、敵が開豁地へ出てきたところを叩けるように防御位置を変更。そのため、止む無く前進することに。
ドイツ軍の方は全部隊がPL ECHOへ到達。次のラウンドで一斉攻撃を仕掛けるべく各自配置につく。
R1終了にて作戦は順調に進行中。
ROUND2
ドイツ軍G1及びG2のマシンガンチームが一斉射撃し、厚めの援護を受けたG1ライフルチームが100m先の旗(支配マーカー)を取りに開豁地を突撃する。当然そこはソ連側の撃破地区であり、待っていたソ連軍も2チームで迎撃。
このゲームでは2HITでユニット除去となるが、まずは1HITを受ける。さて、G1ライフルチームのリーダーは次にどうするべきか?
1)勇猛果敢に前進する。
2)一旦後方へ撤退し状態回復後に再度突撃する。
2が妥当だが回復に時間がかかると制限時間(ゲーム終了)までに目的達成できなくなる恐れがある。
このことから突撃継続を決心する。そう簡単に当たらないだろうと信じながら。しかし、そこはソ連軍がしっかりと決めて2HIT。G1ライフルチームは戦闘不能にて除去された。
これにより、側面を廻り込む予定だったG2ライフルチームが正面を補うことになり、林から開豁地へ出たところを伏撃され1HIT。
ドイツ軍側はかなり混乱した状況になったが、ここからは現場判断で動き問題を解決していく臨機応変さが求められるだろう。
一方のソ連側は増援のライフルユニット2個がマップの上方から現れ、戦闘に参加してきた。この援軍を使って逆襲に転じられるだろうか?
R2終了。うむ、面白くなってきたぞ。
ROUND3
前回1HITを受けたドイツ軍G2ライフルチームは、実は狂暴化(Berserk)していた。旗を目指して弾幕をものともせず激おこ状態で前進する。ソ連側もチャンスなので仕留めに入るがこんな時に限ってダイス目不調で命中せず。
マシンガンチームの援護を受けたG2ライフルチームは、支配マーカーへクスを占有後そのまま敵が潜む森の中へ突撃。近接戦闘に持ち込み、敵ライフルユニット2個を連続で撃破してしまった。
これによりPL GOLFへ到達したので作戦は敵残兵の駆逐へと移行する。マップ上方からも別部隊の援軍が来たようだ。
ソ連側は残りがライフルユニット3個まで減少(-50%)したため、この戦力を使った逆襲を断念した。以後は、部隊を森に集結させてから撤収する撤退戦に備える。果たして、飛び地にいるユニット1個は無事に森にいる部隊と合流できるのだろうか?
R3終了。VPはドイツ軍が逆転し優勢のまま後半を迎える。
ダイス判定によくある、条件はほとんど変わらないのにダイス運の影響で、相手の弾は当たりまくり、こちらの弾は全然当たらない(故に行動が何の役にも立たなかった)モードに突入してしまうと、対戦ゲームの場合は中々やるせないものがあります。
この辺はハウスルールで色々試してみようと思います。
ROUND4
ドイツ軍G2ライフルチームは狂暴化したまま敵が潜む森へと前進する。援軍のG3部隊も森へ入り、面で押していく。
ソ連側は森の防御地形を有効に使い、反撃で相手の戦力を削りながらゆっくりと後退していく戦法を取る。
一方、飛び地に残されたソ連軍ライフルチームは、250m先にある集合地点の森へ向かって、仲間の援護を受けることも出来ずに脱兎のごとく開豁地を駆け出した。
この瞬間を狙っていたG2マシンガンチームがここぞとばかりに掃射するが、今度はこちらのダイス目が悪く全然当たらないw
最後に、戦域が変わったためG1マシンガンチームが前進したところでラウンドが終了。
戦況はソ連側がかなり不利な状況に陥ってしまった。残り1ラウンドでドイツ軍は敵を仕留めることができるのか。逆に、ソ連軍は相手を遅滞させ生き延びることができるだろうか。次回が最終ラウンドとなります。
ROUND5(最終ラウンド)
増援で来たG3工兵ユニットは精鋭部隊なのだろうか。恐ろしい程のスピードで森の中の敵ユニットを撃破していく。
部隊が消耗しCAPが減ったソ連軍は、こうなると打つ手がほとんど無くなってしまった。
ソ連側は次々とユニットが撃破される中で、飛び地から無事に合流したユニットがG3工兵部隊にダメージを与えたものの、最後はG2マシンガンチームの機銃掃射で力尽きた。
これにより、マップ上の全てのソ連軍ユニットが除去されゲームは終了。結果は、5VPを獲得したドイツ陣営の勝利となった。
AAR:立案した作戦はほぼ想定通り事が運び大成功と言えるだろう。統制線が機能していたのでイニシアティブが取れていたのが分かる。
ソ連側は森地形を利用し防御によって相手を叩こうと考えていたが、このゲームでは隣接または同一へクス内の戦闘では攻撃側がかなり有利になるので、以後は注意する。
以上がツイートの一覧です。