セクターパトロール部隊の配備

こちらは私が運営していたゲームブログ「真夜中のほうれん荘」の過去記事を公開状態で保管するために再投稿したものです。



2008.03.09  セクターパトロール部隊の配備 - SIM(X3:Reunion)


建設した各地のステーションが稼動し製品がぞくぞくと生産されるようになりました。
完成した製品は輸送船が専用の目的地へ運搬するため、明確な運搬ルートが出来上がってきました。

今日は運搬ルートを運行中の輸送船を敵の襲撃から守るために、パトロール部隊を配備しようと思います。

X3では、単一のセクター内や複数のセクターにまたがる範囲を、自動的に巡回し警備を行うパトロール部隊を作ることが出来ます。

今回は戦闘艦1隻と重戦闘機2機で構成される小さなパトロール部隊を作って、セクターパトロールを割り当てます。

部隊にセクターパトロールを割り当てるには専用の命令を設定するのですが、セクターパトロールの命令を設定する事が出来るのは戦闘艦だけのようです。
しかし、ミサイルを積んでいないM6単艦などは、戦闘機型宇宙船数機から攻撃されるだけでも弱いので、パトロールには護衛機が必要になります。
一方、護衛機となる戦闘機型宇宙船にはセクターパトロールを設定する項目がないので、艦船を護衛する設定にしてパトロール活動に追従させることになります。

まずは以下のように命令を設定し部隊を組みます。
1)M6戦闘艦をパトロール部隊の旗艦とみなし、パトロールの設定はM6に設定する。
2)M3重戦闘機2機は"Combat"-"Protect…"でM6を指定し、M6の護衛と追従をさせる。


「"Patrol Single Sector"(単一セクターパトロール)の設定方法」

それでは、実際に"Ore Belt"セクターを使って単一セクターパトロールを設定してみます。
巡回ルートは、北ゲートから2箇所のNPCステーションを周って自分の"Silicon Mine (L)"ステーションを経由し、再び北ゲートを目指してループするようにします。

設定の流れは以下のようになります。
1)対象船の"Command Console"画面から"Combat"-"Patrol Single Sector"を選択する。
2)すると、4つの巡回ポイントを指定するよう指示されるので、同一セクターマップ内の4地点を指定する。
3)対象船の"Command Console"画面の"Command"の項目が"Patrol Single Sector"に設定されたことを確認する。

巡回ポイントの指定先に何もない空間を指定することは出来ないので、そういった場所を指定したい場合は、先に"Navigation Satelite"などをその位置に設置しておきます。



設定後にSETAを起動してセクターマップを見ると、部隊が指定した4地点を巡回する様子が確認できました。


「"Patrol Several Sectors"(複数セクターパトロール)の設定方法」

今度は"Ore Belt"セクターの自分の"Silicon Mine (L)"ステーションから、"Home Of Light"セクターを経由し、"Argon Prime"セクターの自分のSPPまでを繋ぐ輸送網をパトロールする為に、複数セクターパトロールを設定してみます。

設定の流れは以下のようになります。
1)どのセクター群をどの順番でパトロールするのかを先に決めておく。
2)対象船の"Command Console"から"Additional Ship Commands"-"Add/Remove Sector from Patrol List"を選択する。
3)ユニバーサルマップが表示されて、セクターを指定するよう指示されるので、巡回させる最初のセクターを指定する。
4)パトロールリストの順番に沿って2と3を繰り返す。
5)最後に対象船の"Command Console"-"Combat"-"Patrol Several Sectors"を選択して決定する。
6)対象船の"Command Console"画面の"Command"の項目が"Patrol Several Sectors"に設定されたことを確認する。
7)メッセージログを開いて、命令が正しく受領されているかを確認する。

まずはパトロールするセクターの順番とリストを以下のように決めます。
1."Ore Belt"
2."Home Of Light"
3."Argon Prime"

次にパトロールするセクターを登録していき、パトロールコマンドを実行します。
1)"Command Console"-"Additional Ship Commands"-"Add/Remove Sector from Patrol List"を選択し、ユニバーサルマップで"Ore Belt"を指定する。
2)"Command Console"-"Additional Ship Commands"-"Add/Remove Sector from Patrol List"を選択し、ユニバーサルマップで"Home Of Light"を指定する。
3)"Command Console"-"Additional Ship Commands"-"Add/Remove Sector from Patrol List"を選択し、ユニバーサルマップで"Argon Prime"を指定する。
4)"Command Console"-"Combat"-"Patrol Several Sectors"を設定する。

メッセージログには指定したパトロール艦からメッセージが届きます


設定後にSETAを起動して部隊の移動を確認すると、指定したセクター群を巡回する様子が分かります。


さて、今回編成したパトロール部隊は以下のような構成にしてみました。
この編成は戦闘機型のM3/M4/M5が中心の海賊集団との戦闘を想定したものです。

部隊の構成
1*M6 コルベット級艦船の"Argon Centaur"(M6)をパトロール艦として運用する
2*M3 重戦闘機型の"Argon Nova"(M3)をパトロール艦の護衛機として運用する

"Argon Centaur"(M6)
武装は前面に砲門が8門(同時発射型)、左右・後部に砲門が各1門づつ装備されているが艦の上下部分が死角となる。


"Argon Nova"(M3)
武装は前面に砲門が8門(同時発射型)、後部に砲門を1門装備。


部隊のコスト
部隊編成時にかかった費用と装備をみてみます。

まずは、各宇宙船の装備と費用を算出し、その後に部隊全体の費用を算出します。

M6の装備と費用


M3の装備と費用


部隊編成時にかかった費用


これらのデータから、編成時には約16.5Mcrの費用がかかることが分かります。

と言うわけで、経済活動の範囲が広がるにつれて、セクターパトロール部隊の数も増えていくことになると思います。
今後は、パトロール隊以外にも侵攻部隊などを編成していくことになるので、大規模な軍の運用方法も考えていく必要がありそうです。

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